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レコードレビュー

 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD V.A. / RE-MODE - CLUB JAZZ DIGS YASUKO AGAWA / Victor / CD
◆ブラジリアンクラシック“Skindo-Le-Le”のカヴァー等で知られる阿川泰子のリミックス企画アルバム。

◆須永辰緒氏総指揮プロデュースのもと、Nicola Conte(ニコラ・コンテ)、Five Corners Quintet(ファイヴ・コーナーズ・クインテット)、Rasmus Faber(ラスマス・フェイバー)等の超豪華な面子が最っっ高の仕事っぷりを発揮。現在のクラブ・ジャズ・シーン、クロスオーヴァー・シーンを語る上で欠かせない「世界最高水準のリミキシーズ」となりました。

◆「クラブジャズ」のお手本的なリワークで魅せるNicola Conteによる“SEND ONE YOUR LOVE”、疾走感のあるブラジリアンブレイクスに仕上げたPOVO(ポヴォ)による“ZANZIBAR”のリワーク、ダビーでスモーキーなクールネスがたまらないFive Corners Quintetによる“L.A. NIGHT”、颯爽と したラテンジャズがカッコ良いquasimode(クオシモード)による“NEW YORK AFTERNOON”、ホーンセクションと太宰百合氏のピアノとのせめぎ合いがグッとくるSunaga t Experienceによる“WHEN THE WORLD TURNS BLUE(MELODIES OF LOVE)”と、DJ時に使いたい楽曲がてんこ盛り♪。

◆そんな中でも、僕がよくDJ PLAYしているのがGerardo Frisina(ジェラルド・フリジーナ)による“SKINDO-LE-LE”。もともとブラジリアンナンバーである“SKINDO-LE-LE”をジャズ・ハウスに仕上げており、akikoがカバーした“SKINDO-LE-LE”に出会った時と同様の衝撃を受けました。
あと、GIRA MUNDO(ジーラムンド)による“SURRENDER(AZUL)”。阿川泰子のちょっぴり舌ったらずで甘い唄声と泣きのサキソフォン。この極上のブラジリアンが、何とも優しくて切なくて甘酸っぱくて。つぅーっと涙が頬を濡らします。

◆上記の他にもRasmus Faber、Calm、Slowly、A Hundred BirdsといったHOUSE勢もいるんだから、このCDがいかに物凄いかがわかって頂けると思います。間違いなく「2007年で一番素晴らしいリミックス企画」です。

◆このCDから12inchで3枚カットされています。CD未収録の小林径氏によるREMIXも第3弾に収録してますので、そちらも是非。

試聴→ http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000884/VICP-63772.html
 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD 沖野修也 replayed by SLEEP WALKER / UNITED LEGENDS / Geneon / CD
◆KYOTO JAZZ MASSIVE沖野修也氏が約20名のアーティストとコラボして完成したアルバム『UNITED LEGENDS』をSLEEP WALKER(スリープウォーカー)が演奏し直したのが、こ の盤。つまり、沖野修也氏のリミックスアルバムなんですケド、一方ではSLEEP WALKERの新作というコトが言えます。

◆Fertile Ground(フェルテールグラウンド)のNavasha Daysを迎えた“THANK YOU”。僕はよくイベントの終わり際にこの曲をかけます。「今日は遊びに来て下さってどうもありがとうっ!!このまま朝まで盛り上がろうゼ」的な想いを伝えるのに、この曲程ふさわしい曲はないのではないでしょうか?!(笑)。スピリチュアルで荘厳な出だしに、気高く高揚していくジャズサンバ。最っっっ高デス☆。

◆“IF IT IS LOVE”は、崇高なモーダルジャズに変身。Clara Hill(クララヒル)の怖いくらいに澄んだ声が、静と動の狭間を行き来し、それがこの世とあちら側の世界の境界を見せてくれているような不思議な魅力を感じさせます。

◆LIVEの臨場感さながらに、歓声で始まる“LOVE IS THE KEY”。コレってREMIXじゃなくて本当にLIVE音源じゃないの?!と疑ってしまうほどにSLEEP WALKERの演奏とJosh Milanの唄声がハマっています。この曲。歓声で終わってくれるので、DJ的には次の曲を入れやすくて助かってます(笑)。

◆他にも生ブロークンビーツと化した“SHINE”、モーダルなアレンジで神秘的な輝きを放つ“PIECES OF YOU”や“BEAUTIFUL SADNESS”。原曲がここまで新しい楽曲として生まれ変わるとはっ!!結果としてSLEEP WALKERの技術・表現力の高さが浮き彫りとなりました。Disc 2は、ヴォーカル抜きのインストゥルメンタル集なので、SLEEP WALKERの演奏をじっくり味わうコトも出来ます。

◆2007.11.22「Tokyo Crossover Jazz Festival 2007」で、僕は実際に“IF IT ISLOVE”、“SHINE”、“THANK YOU”の生演奏(全てヴォーカリスト本人付!!)を聴いて、心底感激して涙してしまいました。音楽の神に心から感謝。

◆ESPECIAL RECORDSからカットされた12inchもあるので、アナログ派の方は、そちらもどうぞ♪。

試聴→http://www.cisco-records.co.jp/html/item/003/101/item356285.html
 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD Christian Prommer's Drumlesson / 『 Drum Lesson: Vol.1 』 / SonarKollektiv / CD
◆デトロイト・テクノの古典、Derrick May(デリックメイ)の“Strings of life”のジャズ・カヴァーで彗星のごとく現れたDrumlesson(ドラムレッスン)。実はTruby Trio(トュルービートリオ)やFauna Flash(ファウナフレッシュ)で活躍するドイツのChristian Prommer(クリスチャンプロマー)のジャズユニットです。

◆このアルバム『 Drum Lesson: Vol.1 』は様々なハウスやテクノの名曲を完全生演奏でジャズ・カヴァーするというコンセプト・アルバムです。前述の“Strings oflife”とIsoleeの大ヒット“Beau mot plage”の2枚の12inchアナログで、2007年のクラブジャズシーンに衝撃を与えました。

◆収録曲には他にもAme(エイム)“Rej”、Kraftwork(クラフトワーク)“TransEuropa Express”、NUYORICAN SOUL(ニューヨリカンソウル)“Nervous Track”と聞いただけでヨダレが出そうな曲の数々!!

◆個人的には、北欧スウェーデンのKOOP(クープ)の登場で起こった生ジャズ回帰(ヨーロピアンニュージャズ)の流れとre:jazz(リ・ジャズ)が提案したクラブクラシックスの生ジャズカバーの流れで捉えています。更に、単にダンスミュージックをジャズで楽しむというコト以上の、「真のクロスオーバー・サウンドとは何か」を問う時の重要作であるコトも間違いありません。

◆タイトなリズムを刻むドラムとウッドベースは、クールなのに非常に熱くスリリングだし、ドイツの黒い森を彷彿とさせるピアノの旋律は不気味なまでに美しいです。

◆2007.11.22「Tokyo Crossover Jazz Festival 2007」で実際のLIVEを観たのですが、まさに「ドラム教室」っ!!物っっっ凄い迫力でしたっ!!

◆このアルバムの収録曲とカバーされた元の曲と聴き比べるのも1つの楽しみ方だと思います。是非っ!!

試聴→http://www.cisco-records.co.jp/html/item/004/026/item409680.html
YouTube動画→http://www.youtube.com/watch?v=Ok7a0UM8ttA
 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD V.A. / X'mas Bossa 〜 The Greatest Christmas Hits In Bossa Style 〜 / DefSTAR RECORDS / CD
◆今年・2007年は『ボサノヴァ生誕50周年』というコトで企画されたクリスマス ・ソングをボッサカバーしたコンピレーションCD。

◆収録曲は、クリスマスのスタンダードナンバーに加え、マライヤ・キャリー“ 恋人たちのクリスマス”、ワム!“ラスト・クリスマス”、ジョン・レノン&ヨ ーコ・オノ“Happy Xmas (War Is Over)”の洋楽ヒットナ ンバーやドリカム“ Winter Song ”、山下達郎“クリスマス・イブ”、松任谷由 実“恋人がサンタクロース”、桑田佳祐“白い恋人達”の邦楽ヒットナンバーま で網羅☆。 さらに岡村靖幸“Peach X'mas”等の隠れヒットナンバーまで収録してるんだから 、もう降参するしかありません。

◆カバーしている女性ヴォーカル7人もかの香織嬢、TICOの武田カオリ嬢、初代ピ チカート・ファイヴのヴォーカリスト・佐々木麻美子嬢に、今後注目の個性派ヴ ォーカリスト達を加えた豪華メンバー!!

◆心地良いボッサで、あなたの部屋も暖かくなるコトでしょう。『今年の冬を彩 るお洒落なBGMに最適な1枚』というベタなフレーズも納得の1枚デス♪

試聴→http://morawin.jp/package/80312130/DFCL01408/
 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD akiko / a white album / Verve / CD
◆小西康陽氏プロデュースによるakikoのクリスマスアルバム。耳馴染みのあるク リスマス・ナンバーが、ジャズやジャイブ、スカ、ドラムンベースに小粋に変身 っ!

◆個人的には、明るいオルガンジャズのM-2“Santa Claus Is Coming To Town” が好きです。他にもM-6“Sleigh Ride”のドンチャカしたカンジもパーティー気 分に最高だし、鈴の音をち りばめたM-11“I Saw Mommy Kissing Santa Claus”も楽しいっ☆。そして、The Ska Flamesが参加したM-8は、スカ仕様のクリスマスソング。

◆アートワークも素敵で、初回限定盤の紙ジャケットは、開くともみの木の絵柄 がじゃばらで出てきて、う〜ん、メルヘン♪クリスマスプレゼントにいかがでし ょうか?!

試聴→http://www.universal-music.co.jp/jazz/j_jazz/akiko/uccj2062.html
 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD DJ KAWASAKI / YOU CAN MAKE IT / COLUMBIA / CD
◆ハウス・クロスオーバー界のブライテスト・ホープ、DJ KAWASAKI氏。2008年1 月1日発売予定のDJ KAWASAKI氏のニューアルバム『 YOU CAN MAKE IT 』を一足早 くご紹介。

◆DOMU&PETE SIMPSON等、ソウルフィーリング溢れた楽曲が見直されている中、 今作『 YOU CAN MAKE IT 』は、UKのハウスレーベル「DEFECTED」で活躍するTASITA D'MOUR をフィーチャーしたタイトル曲や、グラミー受賞アーティスト・GORDON CHAMBERS を迎えた“ BELIEVE ”等ブラックミュー ジックの影響を受けたとてもソウルフルな楽曲が並びます。

◆前作『 BEAUTIFUL 』のカバーガール・藤井リナ嬢をヴォーカルとしてフィーチ ャーした“ BRIGHT LIKE LIGHT ”も素敵。哀愁漂う胸キュンおしゃれハウス。藤 井リナ 嬢が出演しているPV映像も素敵☆☆。

◆今作のカバーガールは、雑誌『ViVi』で活躍中のモデル・大屋夏南嬢☆。男の コに限らず女のコまで思わず「ジャケ買い」しちゃいそうな可愛らしさなんです ケド、大丈夫。中身の楽曲も最っっ高なんですから♪。

◆『おしゃれハウス』の括りをされているジャパニーズ・ハウスのPOP性は損なわ ずに、新たな次元へ踏み出した一枚として2008年の話題をかっさらうコトでしょ う。

試聴(発売日以降)→http://columbia.jp/artist-info/djkawasaki/COCB-53690.html
DJ KAWASAKI feat.藤井リナ“ BRIGHT LIKE LIGHT ”PV→http://www.youtube.com/watch?v=yLCKLxXWASM&feature=related
 
DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD DALINDEO / Open scenes / Ricky-Tick / CD
◆北欧クラブ・ジャズシーンが注目されている中、The Five Corners Quintetが所属しているフィンランドのレーベル・Ricky-Tickより凄いアーティストが登場っ!!

◆クラブジャズと言って、あなどることなかれ!サックス、トランペット、ギター、ベース、ドラムス、パーカッションというセクステット編成での本格的なジャズが堪能できます。スタンダード・ジャズばかり聴いておられる中年のオッサ…、いや、ロマンスグレーな紳士も是非、このアルバムを聴いてみて下さいっ!!

◆既出の2枚のアナログ12inchのうち、“Poseidon”が須永辰緒氏のMIX CD『World Standard 05』に収録されたりと何かと話題だったこのDALINDEO(ダリンデオ)。待っっ望のアルバムが、この『Open scenes』デス!!

◆全13曲中3曲に日本人女性ヴォーカリストMichikoがフィーチャーされていますが、僕のオススメは、その中でも冒頭を飾る“Empty Fruits”。ワルツにしては、BPM速め。物悲しいような雰囲気もありつつ、躍動感溢れるサビが最っっ高デス♪どこまででも駆け抜けられる勇気を貰えそうな。うん、なぜかこの曲には発奮させられます。

◆The Five Corners Quintet同様、50年代、60年代のジャズに敬意を払いつつ、クラブミュージックを通過して昇華させられたスタイリッシュなジャズ。現在の最先端でありつつも、今後も色褪せるコトなく、聴ける楽曲達。

◆「ジャズなんかで踊れるの?」という愚問が、少しは減るのではないでしょうか?!
 
The Fascinations / Color code / High Contrast / CD The Fascinations / Color code / High Contrast / CD
◆渡辺雅美氏率いる日本屈指のヴィブラフォン・ジャズ・バンド、
The Fascinations(ファシネイションズ)のサード・アルバムがリリース。
前作ではピエール・バルーを迎えた“Fascinations Groove”が、
須永辰緒氏、小林径氏のMIX TAPEに収録され、クラブジャズシーンでHITとなったが、
今回はその前作以上の充実作っ!!

◆まずは、ヴォーカルに日野友香氏をフィーチャーし、既に10インチで先行リリースされたNat King Cole“L-O-V-E”のカヴァー。BPM110。日本語詩をつけて、ハッピーなカヴァーに仕上がっています。ソロパート後の歓声はPARTYの雰囲気そのままですし、サビでのコーラス等楽しくって思わず笑みがこぼれてしまいます☆。

◆次にミニー・リパートン“Lovin' you”のカヴァー。誰もが好きなこの永遠のラブソング。これまで「クラブで踊れる“Lovin' you”」を追い求めていた僕。HOUSEやDRUM'N'BASSカヴァー、そして切ないBOSSAカヴァーはあったケド、こんなに熱いJAZZカバーは初めてっ!!しかも、めっっちゃ使えます♪♪。愛しさの強さを内に秘めて、出だしはしっとりと始まるんですが、サビで倍速に。疾走するランニングベースに乗って、軽快だがアグレッシブに舞うヴィブラフォンの音色。燃えます。

◆更にSade“Kiss Of Life”やGypsy Kings“Allegria”のカヴァーに、日本を代表するシャンソン歌手にして乱歩賞作家の戸川昌子氏を起用した“Moonlight Serenade”、前述の“Fascinations Groove”を高速JAZZにした“Fascinated Groove 2006”とガッツリ楽しめる充実の1枚っ!!

◆バンドマスター渡辺雅美氏を中心に、より「バンド」としての色が出た今作。オリジナル曲“Sail Away”も素晴らしいし、すぐにでもLIVEが観たいですっ!!
 
V.A. / Francfranc presents「SUPER ELEGANT CHRISTMAS -luxe house music-」 / CD 
V.A. / Francfranc presents「SUPER ELEGANT CHRISTMAS -luxe house music-」 / CD
◆イルミネーションが街に彩りを与え、雑踏の中にも「楽しげ」がきらめいています。そう、12月と言えば「クリスマス」ですねっ♪サンタクロースの赤。モミの木の緑。ポインセチアの赤×緑。

◆ってなワケで、今年のクリスマスにオススメの一枚をっ!!Francfranc(フランフラン)恒例のオリジナルのクリスマスCDの最新作っ!!
ワム!「ラストクリスマス」やマライヤ・キャリー「恋人たちのクリスマス」等誰もが一度は聴いたコトがある世界的なクリスマスソングをHOUSEカバーしています。オシャレHOUSE満載でっす。ドライブやホームリスニングにも最適ですし、勿論、クリスマスパーティーにも使えます☆。

◆贅沢な楽曲の中でも白眉は、コレ。ドリームズ・カム・トゥルー「ウィンターソング」のカヴァー。10月のRegisTa!@福井LITEでMAKAI氏がかけてて、めっちゃ気になっていた曲。ナント、MAKAI氏によるカヴァーだったとはっ!!

◆個人的なおススメはMAKAI“Winter song”とJAZZIDA GRANDE“Last Christmas”でしょうか?!HOUSE DJの皆さんは、この時期にこの2曲を使わない手はないハズです(笑)。

◆装丁にも注目をっ!!貰って絶っっ対に嬉しい特殊ポップアップ仕様で素敵デス♪「俺、無宗教だから毎年“クリスマスはしない主義”なんだよねぇ」などと強がりを言ってる男性諸君っ!!今年はこのCDを持って、気になるコにプレゼントしちゃって下さい☆☆。あはん。
 
Everything But The Girl / Amplified Heart / CD Everything But The Girl / Amplified Heart / CD
◆僕は、毎年、秋が深まる頃に必ず聴く曲があります。Everything But The Girl(以下、E.B.T.G.)“Rollercoaster”デス。

◆恋に傷つき、哀しみに襲われて、打ちひしがれた者の唄。本当に「何かの儀式」みたいに毎年聴いてしまいます。何かを確認する為に?!何かを想い出す為に?!

◆そう、「女々しい」とは「男」の為の言葉なんですっ!!(断言)

◆この曲、アコースティックギターとムーグの奏でるメロディーがどうしようもなく哀しく切ないんです。そこにトレイシー・ソーンの物憂げな声。嗚呼…。しかしながら、そこに懐かしさも感じるのです。一種の安堵感のような不思議な感覚に陥ってしまいます。

◆1994年発表の、このアルバム『Amplified Heart』は、上記の“Rollercoaster”を収録した7th Album。実はこの、ベン・ワットとトレイシー・ソーンのアコースティック男女デュオ、E.B.T.G.。本アルバムの“Missing”という曲がTodd TerryによりRemixされ、クラブでヒットしたコトを契機に転機を迎えます。

◆結果的にDJも始めたベン・ワットがアコーステッィク路線からクラブミュージック路線へ走ったコトは、賛否で言うと「否」が圧倒的に多いのですが(苦笑)、その後の“Wrong”や“Driving”をクラブ・ミュージックとしてリアルに楽しんだ僕としては、あながち否定も出来ないんです。

◆実際、僕は1st Album『EDEN』収録の“Each And Every One”も12inchで持っている“Corcovado”のKnee deepによるRemixも、どちらも自分のMIX CDに収録するくらい気に入ってますし。

◆アコースティック・サウンドか、クラブ・サウンドか。アナタはどのE.B.T.G.がお好きでしょうか?!

◆【追記】
JAZZPRESSOでも人気のparis match(パリスマッチ)のアーティスト名が、スタイル・カウンシルのアルバム『CAFE BLEU』収録の曲名にちなんだモノであるコトは有名ですケド、その曲“The Paris Match”にE.B.T.G.のベンとトレイシーの2人が参加しているというコトは、あまり知られていないかもしれませんね。
 
V.A. / Music of the Present Age / GIRA MUNDO DISCOS / CD V.A. / Music of the Present Age / GIRA MUNDO DISCOS / CD
◆元Beretの奥原貢氏による本格ブラジリアン・ユニット、Gira Mundo(ジーラ・ムンド)。自身の作品以外でもSaigenjiやCocod'Or等のサウンドデュースでも話題を呼んでいるGIRA MUNDOが、『現在進行形ブラジリアン』にこだわり、コンパイルした極上の一枚がコレ。

◆まずは、日本のクラブシーンでHITし、僕も未だにかけ続けているEli Goulart E Banda Do Matoの“Sunny”。あの“Sunny”のポルドガル語によるブラジリアン・カバー。軽快なアコギのカッティングと華やかなホーン、後半のリリカルなピアノと、申し分ないデス♪この曲を収録した7inchは、3年以上、僕のレコードバックに入りっぱなしです。

◆次に、最近気にいって、イベントBOSSANOVA Underground@大阪NOONでかけているのが、Paula Santoro“Purfume De Cebola”。BPM96のボッサ〜MPBサウンド。パウラ・サントーロの喜びに溢れた弾むような唄声に幸せな気分に☆。この曲のような華やかで明るいサックスも良いですよね♪エリス・レジーナが好きなヒトは、間違いなく気に入ってくれるんじゃないかしらん?!

◆そして、JAZZPRESSOでも素晴らしく熱いLIVEを披露して下さったSaigenjiによるVIVA BRASIL“SKIN DO LE-LE”の超絶カヴァー。ギタリスト&ボイスパフォーマー・Saigenji氏の音楽は、吸収したモノを肉体的に吐き出しているようなんですよね。まさに「超絶」の表現が相応しい。パーカッションが加わったバージョンの音源化を切に希望っ!!

◆他にも注目したい楽曲が満載な、ブラジル、NY、ヨーロッパ、日本で現在活躍するミュージシャン達を中心にしたこのコンピレーション。21世紀を担うブラジル新世代を把握するには、絶好のアイテムとなっています。 。
 
Koop / Koop islands / Compost / CD,LP Koop / Koop islands / Compost / CD,LP
◆スウェーデン出身のMagnus ZingmarkとOscar Simonssonのユニット、Koop(クープ)。2001年に発表された歴史的名作『Waltz for Koop』から早5年。このアルバムは、その後のクラブジャズ・ムーブメントに大きな影響を与え、現在の北欧ジャズブームのきっかけとなったと言って過言ではありません。

◆今の「小難しいジャズ」「アカデミックなジャズ」というイメージは作られたモノで、本来、ジャズというのは、クラブで飲んだり、踊ったり、楽しむモノであったハズだと言う彼等。

◆前作での60年代のハード・バップ〜モーダル・ジャズ路線を少し残しつつも、全体的に40年代〜50年代のスウィング・ジャズの華やかな世界が描かれています。明るく優雅なKoop。生音ジャズを次の方向へ導くのか?!

◆今回もヴォーカル陣が豊富。前作で“Sumeer Sun”を唄い(当時弱冠18歳!)、もはやKoopの顔ともなった日系スウェーデン人のYukimi Nagano嬢。物憂げで気だるいカンジの魅惑のヴォイスは健在デス。
他にもEarl ZingerことRob Gallagher、Mikael Sundin、そしてノルウェーのグラミー賞シンガー・Ann Brunも参加してて超〜豪華っ!

◆Yukimi Nagano嬢が唄うBPM120超えの“I see a different you”がクラブでかけやすいんでしょうケド、同じくYukimi Nagano嬢が唄うBPM86の“Come To Me”も推したい☆。最近はこういう華やかでハッピーな曲が気に入っています♪

◆尚、収録曲の多くが3分から4分に収まっている点にも注目したい。「3分」というのは、ラジオのオンエアーに適した尺なのですが、Koopはそこを意識しているのではないでしょうか?!つまり、「ポップミュージック」となり得る要素として、それを洗練する為の「尺」だと思うのです。

◆ですが、このジャケットのセンスは、どうなんでしょう?!(苦笑)前作はアレクサンダー・マックイーン風な衣装で、コメントのしようもあったのですが、今回のこのメイクは…。ううむ。
 
Jazztronik / en:Code / 徳間ジャパンコミュニケーションズ / CD Jazztronik / en:Code / 徳間ジャパンコミュニケーションズ / CD
Jazztronikこと野崎良太氏の、2005年に「対をなす2枚」として発表されたCDのうちの1枚。
Latin、Brazil、Funkと熱を帯びた『CANNIBAL ROCK』と比べ、
この『en:Code』は比較的クールでアーティスティック。

“Pathways”は、荘厳なストリングス隊が圧巻の組曲。
10分近くあるのに全く飽きさせない目まぐるしい展開は、
まるで1本の超大作映画を観ている時のような感覚に陥ります。
サブタイトルに【Jazztronik Theme】と冠されているのも納得デス。

未来・過去・現在と時を巡っていくかのような“All Inside”。
エキゾッチックで呪術的な唄法が個人的に好きだったYurai嬢が、
ここでは物哀しくも凛とした絶妙の声で、綺麗にしっとりと唄っています。

ブラジル音楽の巨匠・Marcos Valleをフィーチャーした“Rio,Sol E Mar”。
ファンキーなギターカッティングが独特のリズムに疾走感を加え、
Jazztronikならではのブラジル音楽が誕生しました。

“Tiger Eyes”は、ヒットした“アオイアサガオ”や“七色”と同路線の日本語詩によるPOPなナンバー。今回フィーチャーされたヴォーカルは、CORE OF SOULのFukko嬢。J-POPしか聴かない人達にもクラブミュージックの良さをわかってもらいたいと、常々思っている僕。
やはり、迷わずJazztronikの曲を聴かせるべきだなぁ〜、と再確認(笑)。

他にもTwo Banks of FourのROBERT GALLAGHER、和太鼓集団『鼓童』、 ヴァイオリニスト葉加瀬太郎、半野喜弘、福富幸広、Sonia Santana、 Aya、有坂美香(以上、敬称略)と様々なアーティストが参加しています。

あっ、別に10月27日(金)にJazztronik・野崎良太氏が金沢EDEN HALLに来るから、 宣伝の意味でレビューを書いたワケじゃないですよ(笑)。 ないコトもないんだケド(爆)。
 
SOTTE BOSSE / Essence of life / transit general office / CD SOTTE BOSSE / Essence of life / transit general office / CD
i-depの中心人物であるナカムラヒロシ氏が率いるユニットSOTTE BOSSE。
この極上のJ-POPカヴァー・アルバム、最っっ高デス♪♪

THE BOOM“島唄”、Misia“EVERYTHING”、サザンオールスターズ“真夏の果実”、
山崎まさよし“one more time, one more chance”、SMAP“世界に一つだけの花”、
と誰もが知っている曲を全曲ボサノヴァ・テイストでカバー。
JAZZPRESSO的に美味し過ぎます☆(笑)。

ORIGINAL LOVE“接吻(KISS)”はBPM120程のPOPなHOUSE仕立て。

Dreams Come True“未来予想図U”のカバーは、
BPMも100程度の打ち込みボッサ。即戦力デス♪♪

そんな中、消えゆくような唄い声がクラムボン原田郁子嬢をも
彷彿とさせるスピッツ“春の歌”のカバーが、異彩を放ち、素敵デス。
ピアノの一音一音が、冬から目覚める木々の凛とした力強さに感じます。
この曲、卒業アルバムを開きながら、過去に浸るも良し。
でも、確実に時は流れ…。嗚呼。

金沢の某・ヴィレッジ・ヴァンガード(←某の意味ないですよね・笑)で、
“未来予想図U”のカバーを聴いて、このCDを知りました。

ちなみに、10月28日(土)、i-depのナカムラヒロシ氏が福井casaに登場しますよ。
Free Tempoの半沢さんとダブル・ゲストと超豪華デス☆。僕もDJ参加しますので、
福井近郊の方は、是非遊びに来て下さいっ!!
 
Isabelle Antena / French Riviera / Gate Records / CD,LP Isabelle Antena / French Riviera / Gate Records / CD,LP
ジャズやボサノヴァ、シャンソンなどを下敷きにした
都会的なフレンチ・ポップスの先駆けとなった伝説の80'sグループAntena。

そのリード・シンガーIsabelle Antenaを、
日本の様々なクリエイターが作曲を手掛けた企画アルバムがコレ。
総合プロデュースは福富幸宏氏。

参加クリエイターは、Kyoto Jazz Massive、須永辰緒、吉澤はじめ、
Jazztronik、藤本一馬(Orange Pekoe)、沖井礼二(元Cymbals)等と
超〜〜豪華っ☆☆。この面子はヤバ過ぎるっ!!

各々個性を生かしながら、
彼女のしなやかで憂いのある声を活かした楽曲作りをしています。
K.J.Mが、Manfred Festoのブラジリアン・フュージョン・カヴァーを
している当たりは思わず「ニヤリ」としてしまいます。

福富氏やオレペコの一馬氏によるHOUSEやブロークンビーツもあるので、
勿論クラブイベントのピークタイムにプレイOKな楽曲もあり☆。

福富氏による“Just For You And Me”は、
ムーディーなSAXの音色に、エレピやアコギも絡む哀愁ボッサ。
須永氏によるヨーロピアン仕立てのジャズ“Sunshine Express”は、
心地良い秋の風や木漏れ日を感じさせる明るい風合いのジャズ。

福富氏&吉澤氏コンビによるKoop顔負けのジャズ・ワルツ
“Dans le jardin d'Eden”は、
ビートはソリッド、メロディーは繊細。そこに吉澤さんのピアノでしょ。
福富さんが稀に作る、こういうロービートのワルツは、
めちゃくちゃカッコ良いデス♪

Jazztronik・野崎良太氏による“Under The Moonlight”。
優しいボッサタッチのカクテル・ソング。
人恋しくなる秋の夜長に持って来いの一曲なんで、
一人の夜にも心地良いんですケド、
出来れば傍らに素敵な女性が欲しいですね(笑)。

何気にコレ、この秋のモンスター・アルバムです。
クラブミュージックを聴いていないヒトにも超オススメの一枚デス♪
CDもアナログもあり。
 
Why Wait / The amalgam ep / Deja Vu / 10inch Why Wait / The amalgam ep / Deja Vu / 10inch
ピアノ・トリオものの最高峰の1つとして有名な
Dudley Moore Trio“Amalgam”をご存知でしょうか?!
Paolo Scotti主宰のDeja Vuからのリリースされたこのアナログ10インチで、
その“Amalgam”の好カバーがっ!!
演っているのは、イタリア出身の新人ピアノ・トリオWhy Wait。

ズンズンと響くベースに、タイトなドラム。
暗闇をまっすぐ突き進んでいくかのようなダビーなピアノ。
実に、実にクール。
終始、決して熱を帯びない曲でありながら、
ダークな音の張り詰めた緊張感に、思わず引き込まれてしまいます。

カップリングの“Voice ahead”も、崇高な程に美しいジャズ・ワルツ。
ヨーロピアン・テイスト【微糖】というよりは、【無糖】に近いカンジか?!
いずれの曲も決してお客さんに媚を売らないカンジの(笑)、
モーダルなテイストの本格派モダン・ジャズであり、
今後の彼等の作品が、今から楽しみでなりません。
皆さんに広く聴いて頂きたいのですが、アナログ10インチしかないのが残念っ!!
 
V.A.(Various Artists) / Freedom Jazz Dance Book U / Schema / CD,LP V.A.(Various Artists) / Freedom Jazz Dance Book U / Schema / CD,LP
Nicola Conteで有名なイタリアのレーベルSchema。
スタイリッシュでオシャレなJAZZは、このレーベル抜きには語れない。
そのレーベルのオーナー、Luciano Cantoneが自信を持って企画するコンピレーション第2弾。
なんと未発表曲及び未発表ヴァージョンが計6曲という内容の濃さ。

個人的にはこの曲、Jukka Eskola“1974”。
The Five Corners Quintetのトランペット奏者Jukka Eskolaによるソロ作だが、
この物悲しくも美しいジャズ・サンバの素晴らしさといったらっ!!
一体、僕の生まれる前にどんな物語が存在し、この音楽が出来たのだろうか?!と
考えると本当に悔しくて眠れない(笑)。

他にも女性スキャットとホーンの利いたモーダルなジャズ
Soulstance“Lead The Way”等、どれもハズレなし。

特に要注目のPaolo Fedreghini & Marco Bianchiは、“Stars”に、
前述のLuciano氏との新ユニットThe Invisibile Sessionによる
“Heroes Of The Conquest”と期待を裏切りません。
このようなアグレッシブで踊れるジャズも多数収録しているので、
「クラブジャズ」って何から聴いて良いのかわからない、というヒトにもオススメできます。
CDもアナログもあり。
 
re:jazz / People hold on / INFRACom! / 7inch re:jazz / People hold on / INFRACom! / 7inch
クラブミュージック史に名を残す名曲達を生ジャズ・カバーするという、
Infracom!レーベルの好企画シリーズ『re:jazz』の、
第3弾アルバム『Expansion』からの先行カット・アナログ・7インチ。

今作は、BlazeがRemixを手がけ大ヒットした
Lisa Stansfield“People hold on”のジャズ・リメイク。

なんとコンボ・スタイルではなく、re:jazz初のビッグ・バンドによるカバー。
女性ヴォーカルInga Luhningをフィーチャーし、
ビッグ・バンドならではの華やかなジャズ・ナンバーとなっています。

ちなみにこの7インチ。インストも収録した500枚のみの超限定盤だそうで。
買っといて良かったッス。

さてはて。今後発売予定のre:jazz『Expansion』、今から待ち遠しいデス♪
 
V.A. / Jazzanova ...broad casting EP / Sonar Kollektiv / 12inch V.A. / Jazzanova ...broad casting EP / Sonar Kollektiv / 12inch
Jazzanovaのラジオ・ショー5周年を記念したミックスCD
『Jazzanova ...broad casting』からのアナログ・サンプラー。

最先端の音楽を提供し続けるSonar Kollektivらしい内容の中、
僕のオススメは、Pharoah Roche“Sun of a beach”。

4 Hero feat.LADY ALMA “Hold it down”の
Bugz In The AtticによるRemixを髣髴とさせる
ブッ太いブロークンビーツに、クラップハンズが効いていて、
めちゃくちゃ踊れます♪。アガります↑↑。

更にスパニッシュ・ギターのメロディーが、
郷愁感と共に、走馬灯のような想い出を、そう、グチャグチャにします(笑)。
想い出をちぎってバラバラにコラージュされちゃうような、
ソレが逆に、実に心地良いんですっ!!
途中の牧歌的な、浮遊する笛の音(?!)も良いアクセントとなっていますし、
この曲は、とてつもないフロアー・フェイカーな一曲デス。
しかも、インストなんです。

ダンス・ミュージックとして、繰り返しによる覚醒を行なうハウスも僕は好きですが、
こういったブロークンビーツ等のいわゆるクロスオーヴァー・トラックも
めちゃくちゃ好きなんです。
JAZZANOVAとか、Bugz In The Atticとか、Zero dBとか。
DJ時には、あんまりかけませんケド(笑)。

Jazztronik・野崎良太氏のMIX CD『Jazztronica!!:2』は、
2枚組で、ハウス編とブロークン・ビーツ編に分かれています。
是非、聴いてみて下さいっ!!って、
また、27日(金)のイベントの宣伝みたいになっちゃってますね(笑)。
 
m-flo loves 日内絵美 and Ryohei / “Summer Time Love”- Remix Tokyo Mode - by Sunaga t Experience / Labsoul m-flo loves 日内絵美 and Ryohei / “Summer Time Love”- Remix Tokyo Mode - by Sunaga t Experience /
心の奥から熱くなるようなジャズ、哀しく切ないボッサを中心に、心地良い音楽が好きです。
自分が出会えた素敵な音楽を少しでも多くの皆さんに知って頂けたらと思っています。まずは、今年の夏のアンセムだったこの曲を。

僕のDJスタイルは、J-POP寄りのキャッチーな曲をまぜながら、マニアックなジャズや
ブラジル音楽をかけるんですケド、この曲はまさにうってつけ!。
夏全開のキャッチー&ポップ&ブリージンな曲が、須永辰緒氏によって、めちゃんこJazzyな
新たな曲として生まれ変わりました。

とにかくキュートな歌声の日之内絵美、小気味のよいフロウのVerabal。
思わず小踊りしちゃいます。コレは夏が終わってもかけ続けなければ(笑)。
 
Moomin / 夏をあきらめて / Overheat
5月末に発売されたMoominによるカヴァー・アルバム『Adapt』。 全編に渡って、レゲエカバーなアルバムなんですが、この“夏をあきらめて”だけ、超絶ブラジリアンカバーッ!! 切なくも力強いスパニッシュ・ギターは、なんとあのsaigenjiさんっ!! 去年の9月のJAZZPRESSOでも熱〜い演奏で僕達を魅了して下さった彼の超絶ギターに、 サビでのバトュカーダじみた力強いパーカッション。コレで踊らずにはいられないでしょうっ!! 9月の『BOSSANOVA underground』@大阪NOONでも好評でしたっっ♪久々に泣きながら盛り上がる曲に 出会えたと狂喜してワケであります(笑)。 「アレ、何でこんなに盛り上がっているのに涙が出てくるんだろう?!」みたいな(笑)。 この曲の影響で、今年は始まる前から「夏をあきらめて」しまってましたが(苦笑)、別に後悔してません。 原曲は、サザンオールスターズの曲で、当時、研ナオコがカバーしてHITしたんですが、皆さん。
 
quasimode / oneself - LIKENESS / インパートメント quasimode/ oneself - LIKENESS / インパートメント
今後、間違いなくトップアーティストとなるであろう和製ジャズ・カルテットquasimode。
小林径のCD『Routine Jazz #7』に収録されたタイトル曲“oneself - LIKENESS”、 あのTubby Hayesのカバー
“Down in the village”を収録したアナログ12inchを北欧クラブ・ジャズ・レーベルの雄、Row Fusionからリリース。

前述した2曲も収録したこのCDは、すこぶる熱く、グルーヴィー。
生粋のジャズファンからクラバーまでをうならせる内容に仕上がっています。
最近お気に入りの“Ipe Amarelo”は、パーカッションブレイクや刑事ドラマじみたテーマがカッコ良いラテンジャズ。
いやはや、DJ時にめっちゃ重宝する一枚デス♪。

先日の新木場ageHaで行なわれたジャズの祭典『NEW JAZZ 2006 - The Shape of Jazz to Come -』でも
素晴らしいLIVEを披露してくれたquasimode。
是非、金沢で「生」を体感したいモノです、とこの場を借りて熱烈なラブ・コール(笑)。
 
Sesong / Love Untold / Wah Wah 45s Sesong / Love Untold / Wah Wah 45s
Butti 49名義でも活動していたノルウェーのDJ・Snorre Seimを中心とするユニットSesong。
この曲は、女性ヴォーカル・Britt Synnove Johansenをフィーチャー。}

牧歌的で優しい質感を湛えたジャズ・ワルツ“Love Untold”が、とにかく秀逸っ! !
極っっっ上のフェアリー・サッド・ラブソング。
サビは、こみ上げ系フォーキー・ソウル。

過去への愛着、未来への勇気と様々な色を魅せる万華鏡のような「唄」が、僕達を彼の地へいざない、たゆとう。嗚呼。
日々進化する高度な技術とはうらはらに、ヒトの心を打つモノはいつでも同じなんだ、と我、独りごちて。嗚呼…。
 
Imigrants Bossa Band / Sustained affection / DIW The Garden
5人組和製ジャズ・ブラジリアン・ユニットImigrants Bossa Band。
力強いパーカッションの嵐に、テンションを上げざるを得ない怒涛のバトュカダナンバー“Immigrant's Samba”。
その曲から“Meke A Vow”への切り替わりの刹那、僕達は「音楽の神様」の降臨に対し、諸手を天に掲げて
感謝するしかないんです。

僕は何かと男性ヴォーカルには好き嫌いが多いのですが、この声、めっちゃ好きです。
憂いを帯びた甘い声で「愛」を語る―。

スキャットも素晴らしい。
今後も僕は、「一番好きな楽器は?!」の問いには「声」と迷わず答えようと思います。

心地良い春の訪れを感じさせるようなギターとエレピに導かれたナンバー、“Sustained Affection”。
この曲でもスキャットを交えながら「愛」を語る―。
と、何かと「愛」を語るコトが多いImmigrant's Bossa Bandですが(笑)、バンドとしてのクオリティも高く、
ブラジリアンミュージックのサウダージ感と音楽の熱さをポップな要素を忘れずに伝えるバンドです。要注目っ!!
 
Fonogenico / リズム / BMG JAPAN Fonogenico / リズム / BMG JAPAN
ヴォーカルの高山奈帆子とピアノ、キーボードの川口潤から成るデュオ。
ユニット名『Fonogenico!(フォノジェニコ)』とは”録音に適した”というイタリア語の形容詞で、
人々の心に届く音楽を演奏したいという、二人の強い願いが込められているそうです。

TBSテレビ全国ネット「CDTV」7月度エンディングテーマにもなったセカンドシングル“リズム”は、
ピアノバッキングからの華やかな出だしがグッと僕の心を掴むジャズ・ナンバー。
歌詞の中に「フロア」って言葉があると、「DJ時にかけて」と言っているとしか思えません(笑)。

単にジャズっぽい曲だから好きというコトではなく、楽曲自体の良さに加え、奈帆子さんの切なさを
漂わせた声ながら、凄く澄んでいて、力強さを感じる唄声。素敵。
カップリングの“Shalala”も良いし、CDジャケのSayaka Hirotaのイラストも良いカンジ☆。

先日のFM石川主催のイベント『NEXT BLOW UP Vol.10』でも、バンドを率いて素晴らしいLIVEを
披露してくれたFonogenico、是非また金沢でLIVEをっ!!
 
荘野ジュリ / 駅ニテ e.p / Afters Or 荘野ジュリ / 駅ニテ e.p / Afters Or
須永辰緒氏のレーベルAfters Or Recordsの最新作っ!!
Bah Samba“calma”のような跳ねたボッサ・ビートの荘野ジュリ“駅ニテ”は、 辰緒さんが惚れ込み、
DJ時にもかけまくっていた曲ですが、本作には辰緒さんによる“駅ニテ”Remixも収録されています。
哀愁のスパニッシュ・ギターが哀しみの陰をより深くし、 Sunaga t Experience“High at “NOON””を
想起させるクリック・ハウスで僕らを魅了します。

Bobby Cole“Perfect Day”を髣髴とさせるピアノ・リフで幕を開けるカップリングの“ひととき”もヤバいっ!
ホーンの効いた打ち込みボッサで、こちらもDJ時に重宝するコト、間違いなしっ♪
 
V.A. / SHIFT second - NISSAN CM TRACKS - / ソニーレコーズ インターナショナル V.A. / SHIFT second - NISSAN CM TRACKS - / ソニーレコーズ インターナショナル
日産自動車のCM曲をコンパイルした『SHIFT』第2弾。
前作は既存曲を集めた通常のコンピレーションでしたが、本作はCM用に制作された「CMだけで聴ける音源」を
フルサイズの楽曲に仕上げて収録した初CD化音源6曲がフィーチャーされています。
最近、CMオンリーの素晴らしい楽曲が多い中、そういった曲がCDとして聴けるのは、めちゃくちゃ有難いデス。

マーチのCM曲だったNINA MADHOO“Just Can't Get Enough”やシャニースの大ヒット曲をカバーした
DAWN&TAHIRIH“I Love Your Smile”、往年のディスコヒット曲が哀愁ボッサに様変わりしたELDISSA
“Stayin' Alive”と、「コレ、欲しかったんだヨ!」という曲ばかり。
その中でも、JAZZPRESSOとしてはJoan Viskant “There Must Be An Angel”が一番オススメです♪。

あのユーリズミックスの大ヒット曲を軽やかにジャズに仕上げており、CMで初めて聴いた時から、
めちゃくちゃ欲しかった1曲。

すこぶる素敵なこのオムニバスCD、続編に期待せずにはいられません。僕としては、TEANAのCMの
BasiaによるSade“Smooth Operator”のカバー。
コレが是非聴きたいっ!!そして、DJ時にかけまくりたい(笑)。